お知らせ

2021年3月10日 導入事例
カン(勘)コツの見える化で有効性を実感したい
高崎森永株式会社
事業内容:菓子の製造


◇お話を伺った方:高崎森永株式会社 代表取締役社長 渡邉 秀治 様
2021.1.16:「現場で使える業務マニュアル短期集中 WEB(スマートDX)化支援」ウェビナーでのインタビュー
ウェビナーの視聴はこちら

  • 課 題
    • 新しい従業員の育成に時間がかかっていた
    • 作業の標準化ができず離職率が高かった
  • 導入の決め手
    • 作業手順書のWeb化支援
  • 今後の目標
    • Web化による現場作業の標準化
    • 他のグループへの横展開

Web化して誰でも見られることを第一優先に

――高崎森永株式会社の会社紹介をお願いします。

渡邊社長 当社は、2011年4月に創業開始した森永製菓グループの中で一番新しい工場になります。
生産製品は、森永製菓の(比較的売れている)森永ビスケット・森永ハイチュウ・カレドショコラです。
今、第三の工場が2月に竣工予定で、チョコレートダース・アイスクリームの板チョコアイス・チョコモナカジャンボを生産する予定となっております。
コスト競争力がある製品を市場に出していく森永製菓のフラッグシップ工場として、常に革新/進化し、新しい技術/情報を発信し続ける、リーディングファクトリーになるべく、今、生産活動をしているという会社です。

――導入に至る背景を教えてください。

渡邊社長 私は、この高崎森永に3年前に着任しましたが、森永製菓の作業手順は「設備安全作業手順書」というものが非常に細かく紙ベースで作られてるというのは認識していました。
しかし、実際に工場にきてみると、

・作業者がそれを見ていない
・指導(教育)者から教えられることを手帳に自分で書いて、必死で覚えている

という状況で、新しい人をある一定のレベルまでに習熟させるのに時間がかかっているというのが1点ありました。
もう1点は、(コロナ禍になる)3年前は、離職率が非常に高く、直接雇用の準社員で50%/派遣社員で100%以上が(入れた以上に)辞めていく状態で、常に新しい人を入れていかないとダメな状態が続いていました。
離職者にその理由を聞きますと、教えられたことをやっても人が変わると「やり方が違う。」と言って非常に叱られるのが納得いかないみたいな方がけっこういらっしゃって、人(指導者)によって作業手順が違っていて、作業の標準化ができてないという実績があり、作業手順を標準化していくというところの重要性を感じていました。
また、(手順書が)紙ベースだと見たいところの手順を探すのが大変なんです。
手順書が簡単に検索できて、すぐに現場で見えるようにするにはどうしたらいいか?というところを3年前からずっと考えていましたが、たまたま、前からお付き合いのあるジェムコ日本経営※(株式会社ジェムコ日本経営 以下、ジェムコ)さんの方から、YAMAGATAさんの主催されるウェビナーを紹介され、聴講したというのが始まりです。
その時に、「あ、これだといけるんじゃないか」と思いまして、導入検討をスタートしました。

――導入を開始してみていかがでしたか?

渡邊社長 ジェムコさんからは、「標準化をしていくにはかなりの労力をかけないと難しい」というご指摘がありましたが、Web化して誰でも見れるようにしていきたいというのを第一優先に考えました。
(良いとは思っていませんが、)まず標準化は後回しにして、作業回りの体系化をしてそれをWeb化するというのを優先して支援していただけるようにお願いして、必要最小限の会合回数(多分4~5回)で、(製造)ラインに熟知している人と、そのラインを始めたばっかりのスタッフをメンバーに入れて取り組みました。

他のグループに横展開していく方針

――取り組んだスタッフの反応はいかがでしたか?

渡邊社長 やはり若い人は最近ITツールみたいなのは、何の抵抗もなく多分理解してくれたと思っています。ただ、これをどうやって実際に造る現場に教えて横展開していくかとういうのは課題で、その辺を会合に参加したメンバーが指導してるところになります。

――メンバーの負担にはなりませんでしたか?

渡邊社長 見た目は、苦痛のように見えませんけど、まぁストレスはあるかなとは思います。
ただ、高崎森永の平均年齢は、森永製菓からの出向者を含めて全体で30歳台、出向者を除いたプロパーの正社員で20歳台と非常に若く、目的/主旨を説明して、理解してもらえれば積極的にやってくれる人がほとんどで、今順調に作業が進んでいると思っています。

――目標に近づきましたか? 可能性はいかがですか?

渡邊社長 今、製造現場にはパソコンしかなく持ち運びができないので、来期の予算で現場に持ち込めるタブレットを購入する予定です。
(現在は、森永製菓から1台お借りして、それを使用しています。)
もうちょっと広げていかないと、その「良かったな」というところまでの効果は、まだ分からないというのが正直なところです。

――現在取り組んでいることを教えてください。

渡邊社長 実はジェムコさんの支援を受けて、カン(勘)コツの見える化をハイチュウのラインで取り組んでいる経緯があります。それをWeb化することによって実際に現場で作業者がすぐにそれを見ながら作業できるようになれば、非常に有効な取り組みという実感が湧いてくるかなと思います。いずれにしても、来期にはそれを実感したいなと思っています。
最初に取り組んだビスケット(マリー)のラインの一工程をWeb化しましたが、残り3ラインを(Web化する前段階の)Excelベースでマニュアルを体系化して作るというところまで今年度、当社自身でやろうと思っています。

――今後(来年度)の予定を教えてください。

渡邊社長 来年度については、他の2グループ(ハイチュウとカレドショコラ)に横展開していく方針です。今指導を受けたメンバーが指導ができるなら自社でやりたいですが、難しい場合は、ジェムコさんとYAMAGATAさんの支援をお願いしたいとも考えていて、来期の予算にその費用を組み込んでいるところです。

――本日はありがとうございました。

渡邊社長 こちらこそありがとうございました。

※コンサルティングファーム:今回の導入時に事前に短期集中コンサルティングを担当(詳細はこちら

同社は森永製菓グループの生産子会社として、2011年より「森永ビスケット」の生産を、2013年に「ハイチュウ」、「カレドショコラ」の生産をスタートした新しい工場です。

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