コロナウイルス
原因となる病原体
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新型コロナウイルス(COVID-19) |
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感染経路
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飛沫感染
感染者のせき、くしゃみのしぶき、⿐⽔などの体液に直接触れることで感染する。
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接触感染
感染者がせきやくしゃみを⼿で押さえた後、その⼿でドアノブ、スイッチ、⼿すりなどに触れるとウイルスが付く。他の⼈がその物や場所を触るとウイルスが⼿に付着し、その⼿で⼝、⿐、⽬を触ることで粘膜から感染する。
症状
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2〜12.5⽇の潜伏期間で発症する。
(潜伏期間:ウイルスが体内に⼊ってから症状が出はじめるまでの期間)
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発熱、せき、頭痛、倦怠感(体のだるさ)がある。
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⼀般的な⾵邪の症状に似ているが、症状が⻑引く傾向がある。
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症状が現れない⼈や、軽微な⼈もいる。
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特に⾼齢の⼈や、糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患がある⼈は重症化する傾向がある。
施設での予防策
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国が作成した「高齢者介護施設における感染症対策マニュアル(改訂版)」の内容を確認し、職員全員に周知する。
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「新型コロナウイルス感染症にかかる介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて」(厚生労働省事務連絡)などの通達で、柔軟な取り扱いが求められていることを理解する。
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国が作成した感染拡大防止に関するポスターを職員や利用者が見える所に掲示する。
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施設入口、トイレなどに消毒用アルコールを設置し、出勤時、外出後、手洗い後の消毒を徹底する。
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手すり、床などの消毒を徹底する。
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居室、デイルーム、事務室などは、定期的に窓を開け、換気する。
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事業所内をこまめに清掃する。
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廃棄物(使用済みのティッシュペーパーやマスクなど)は捨てる場所を決め、直接触れない方法で適切に処理することを、職員に周知、徹底する。
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マスク、消毒液、手袋、ゴーグル、ガウンなどの入手先を確保する。
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カラオケや麻雀など、多数の利用者が集まり、接触して行うレクリエーションを中止する。
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地域住民との交流や、外部機関の者も参加する会議、連絡会、研修、イベントなどを中止する。
関連サイト
新型コロナウイルス感染症にかかる介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて(厚生労働省事務連絡)
職員への対応
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出勤前および出勤直後を含め、少なくとも1日2回職員全員の体温を測定し、記録、管理する。発熱などの症状が認められる場合には勤務しない。
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過去に発熱が認められた場合は、解熱後24時間以上が経過し、呼吸器症状が改善傾向となるまでは出勤しない。
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発熱などの症状が認められる場合、管理者に報告させ、確実に把握する。
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発熱などの症状が解消しても、引き続き健康状態に留意する。
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施設入口、トイレなどに消毒用アルコールを設置し、出勤時、外出後、手洗い後の消毒を徹底する。
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液体石けんなどを用い、流水で充分に手を洗うことを徹底する。
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施設内でのマスクの着用など、せきエチケットを徹底する。
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職員とその家族の海外渡航歴を確認する。
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公共交通機関を利用しての出勤を制限する、または時差出勤を推奨する。
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不要不急の人混みへの外出の自粛を促す。(換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避ける)
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不要不急の会議などへの出席を見合わせる。
利用者への対応
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比較的軽い風邪症状または呼吸器症状ある場合には、帰国者・接触者相談センター(電話:XXXXXXXXXX)に電話連絡し、指示を受ける。
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発熱や呼吸器症状など、感染が疑われる利用者は原則個室に移す。
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感染が疑われる利用者にケアや処置をする場合には、職員はマスクを着用する。
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感染が疑われる利用者とその他の利用者の介護などをするときは、可能な限り担当職員を分けて対応する。
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感染が疑われる利用者に対しては、呼吸状態により着用が難しい場合を除き、原則としてマスクを着用してもらう。
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可能な限り同じ時間帯、同じ場所での実施人数を減らす。
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利用者同士の距離は、互いに手を伸ばしたら手が届く範囲以上の距離を保つ。
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声を出す機会を最小限に抑え、せきエチケットに準じてマスクを着用する。
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清掃を徹底し、共用物(手すりなど)は必要に応じて消毒する。
感染経路対策(来所者、委託業者)
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施設入口、トイレなどに消毒用アルコールを設置し、来所時や手洗い後の消毒を徹底する。
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液体石けんなどを用い、流水で充分に手を洗うことを徹底する。
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施設内でのマスクの着用など、せきエチケットを徹底する。
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緊急やむを得ない場合を除き、面会を制限する。
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面会者の体温を測定し、発熱が認められる場合は面会を断る。
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物品の受け渡しなどは、玄関など施設の限られた場所で行う。
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委託業者が施設内に立ち入る場合は、体温を測定し、発熱が認められる場合は入館を断わる。
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実習生、ボランティアなどの受け入れは自粛する。
関連項目