コロナウイルス感染の疑いがある場合
感染が疑われる者とは
発熱やせきなど軽い風邪の症状がある者、または強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)、高熱がある者のこと。
感染が疑われる者が発生した場合
関係機関等への相談 |
協力医療機関に相談する。 医療機関名: ,電話: - - |
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帰国者・接触者相談センターの指示に従う。 | |
情報共有、報告等の実施 |
速やかに施設長等に報告する。 |
施設内で情報共有する。 | |
健康福祉局高齢施設課に報告する。 | |
利用者の家族等に報告する。 | |
消毒、清掃等の実施 |
感染者の居室の消毒・清掃を行う。 |
感染者が利用した手すりやトイレ、廊下等の共用スペースの消毒・清掃を行う。 | |
トイレのドアノブや取手等を、消毒用エタノールで清拭する。 | |
消毒・清掃をするときは手袋を着用し、消毒用エタノールで清拭する。または、次亜塩素酸ナトリウム液に浸した布等で清拭後、湿式清掃し、乾燥させる(次亜塩素酸を含む消毒薬の噴霧については、吸引すると有害であり、効果が不確実であることから行わないこと)。 |
濃厚接触が疑われる者の特定
濃厚接触が疑われる者の特定 |
症状出現後の接触者リスト、利用者のケア記録(体温、症状が分かるもの)、直近2週間の勤務表、施設内に出入りした者等の記録を準備する。 |
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感染者と同室または長時間の接触があった者がいるか。 | |
適切な感染の防護なしに感染者を診察、看護または介護していた者がいるか。 | |
感染者の気道分泌液または体液、排泄物等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者がいるか。 | |
職員が濃厚接触者の場合 |
発熱等の症状がある場合は、自宅で待機し、保健所の指示に従う。 |
発熱等の症状がない場合は、保健所と相談の上、疑われる職員数等の状況を踏まえ対応する。 |
濃厚接触が疑われる利用者への対応
居室 |
原則として個室に移動する。 |
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個室の用意が困難な場合は、濃厚接触者を1つの部屋に集める等の集団隔離をする。 | |
濃厚接触者が個室を出る場合は、マスクを着用し、手洗い、アルコール消毒による手指衛生を徹底する。 | |
施設の入口から非濃厚接触者(無症状者)、濃厚接触者(有症状者)、感染者となるよう部屋を配置するなどし、非濃厚接触者(職員含む)と感染者および濃厚接触者が生活上接する点を極力少なくする(コホーティング)等の対応を行う。 | |
共有部分(リビング等)の使用は避け、原則全利用者が個室で過ごすよう対応する。共有部分(リビング等)で過ごさなくてはならない場合は、他利用者との距離を2m以上空け、利用者へのマスク着用を促す等、最大限の感染防止策をとるとともに、非濃厚接触者と感染者および濃厚接触者が混在しないよう注意する。 | |
換気 |
感染者および濃厚接触者のケアをするときは、部屋の換気を1、2時間ごとに5~10分間行うこととする。また、共有スペースや他の部屋についても窓を開け、換気する。 |
来訪者の接触制限 |
施設長等の指示により、来訪者に対して利用者との接触の制限等を行う。 |
面会の制限 |
緊急やむを得ない場合を除き、面会を制限する。 |
体温計等の器具 |
体温計等の器具は、可能な限り当該感染者および濃厚接触者専用とする。その他の利用者も使用する場合は、消毒用エタノールで清拭する。 |
介護等の担当職員 |
感染者および濃厚接触者とその他の非濃厚接触者の介護等に当たっては、可能な限り担当職員を分けて対応する。 |
感染者および濃厚接触者を担当する職員と、非濃厚接触者を担当する職員の事務室、更衣室、休憩室等は可能な限り分け、職員間の接触がないようにする。 分けることが難しい場合は、出勤の時間をずらす、休憩の時間をずらす等の対応を行い、部屋を出る際にはドアノブ、手すり等を消毒するなど、職員間での感染拡大防止に努める。 | |
職員は使い捨て手袋とマスクを着用する。 | |
手袋を外した後は手指消毒を行う。 | |
せき込みなどがあり、飛沫感染のリスクが高い状況では、必要に応じてゴーグル、使い捨てエプロン、ガウン等を着用する。 | |
手洗い、手指消毒 |
ケアの開始時と終了時に、液体石けんと流水による手洗いまたは消毒用エタノールによる手指消毒を実施する。 |
「1ケア1手洗い」、「ケア前後の手洗い」を基本とする。 | |
手指消毒の前に顔(目・鼻・口)を触らないように注意する。 | |
リハビリテーションの実施 |
濃厚接触者のうち有症状者はリハビリテーション等を実施しない。無症状者がリハビリテーションを行う場合、利用者は手洗い、アルコール消毒を徹底し、職員は適切な感染防護を行ったうえで個室またはベッドサイドで実施する。 |
濃厚接触が疑われる者への個別ケアの留意点
ケアの順番 |
利用者への個別ケアを行う際には、原則非濃厚接触者と感染者および濃厚接触者の担当職員を分ける。 分けることが難しい場合は、非濃厚接触者、濃厚接触者、感染者の順でケアを行い、職員を介しての感染につながらないよう配慮する。 |
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食事の介助等 |
食事介助は原則として個室で行う。 |
食事前に利用者に対し、液体石けんと流水による手洗い等を実施する。その際個別に声掛けを行い、手洗い場等で他利用者と接触がないように注意する。 | |
食器は使い捨て容器を使用するか、または感染者および濃厚接触者のものを分けた上で、熱水洗浄が可能な自動食器洗浄機を使用する。 | |
まな板、ふきんは、洗剤で充分洗い、熱水消毒するか、次亜塩素酸ナトリウム液に浸漬後、洗浄する。 | |
排泄の介助等(ポータブルトイレ利用の場合も同様) |
非濃厚接触者と感染者および濃厚接触者が使用するトイレの空間は分ける。 |
おむつ交換の際は、排泄物に直接触れない場合であっても、手袋に加え、使い捨てエプロンを着用する。 | |
おむつは感染性廃棄物として処理する。 | |
使用後ポータブルトイレは洗浄し、次亜塩素酸ナトリウム液等で処理する。 | |
清拭、入浴の介助等 |
介助が必要な場合は、原則として清拭で対応する。 |
清拭で使用したタオル等は熱水洗濯機(80℃10分間)で洗濯、乾燥を行うか、または次亜塩素酸ナトリウム液浸漬後、洗濯、乾燥を行う。 | |
個人専用の浴室で介助なく入浴ができる場合は、入浴を行ってもよい。その際も、必要な清掃等を行う。 | |
リネン、衣類の洗濯等 |
感染者および濃厚接触者のリネンや衣類は、熱水洗濯機(80℃10分間)で洗濯、乾燥を行うか、または次亜塩素酸ナトリウム液浸漬後、洗濯、乾燥を行う。 これらの対応が難しい場合は、非濃厚接触者と感染者および濃厚接触者のリネンや衣類を分け、可能な限り各利用者専用のものとして使用する。 |
感染者および濃厚接触者が鼻をかんだティッシュ等のゴミは、ビニール袋に入れて感染性廃棄物として処理する。 | |
濃厚接触が疑われる利用者以外の利用者 |
手洗い等の感染防止のための取り組みを促す。 |
関連項目